滝に打たれてきました(^-^)。
最初に結論を言います。
「すごい。よかった。感動した。」
そんな言葉では形容できませんでした。
「何か神聖なもの」と言ってしまうのは、なんか大げさなような気がしますが、
そんな「自然との対話」と言いますか、目の前にある
「その事実」
が非常に大事であることを痛感しました。
ちょっと分かりにくいかもしれませんf(^_^;)。
うまく言語化できないですね。
滝は、よけいなものを考えることができません。
というか考えられません。
「現在」「いま」の(ここにおかれている)状況を
(頭で)処理するので精一杯です。
私にとってはそれが、「呼吸」でした。
そして「呼吸」をこれほど「意識」したことはありませんでした。
この考え方・思考にアクセスできたのが大きな収穫でした。
この考え方は決して大げさではなく、
入滝する方は誰しも最初は意識するところではないでしょうか。
日ごろ無意識に行っている「呼吸」ですが、
改めて「意識的」に呼吸をしました。
それに続いて、
「なぜ滝行が今日でもつづいているのか」
その真意が全部が分かったとは言えませんが、
すこしだけでも分かったような気がします。
爽快感と言いますか、終わったあとはそんな感じでした。
私は、滝というイメージは
「修行僧」
「厳格なる行者さんが心願を達するために行う」
というイメージしかありませんでした。まあみなさんと同じそんな感覚です。
はっきり言えば興味本位で行動をおこしました。
きっかけはどうであれ、「自分自身に何かアクションを起こしたい」という思いを
素直に実行したことは私自身に変化がきていることだと思います。
そして滝に入ると決めてから、いろいろネットとかで調べてみると
「滝行」は、日本古来の精神修行として行われていることを知りました。
禊(みそぎ)、祓(はらい)など「心身を浄化する」。
(みそぎをする。厄祓いをする)
このように、「身を清める」という作業は今日でも行われています。
また、身近なところではアロマに癒しを求めたり、森林浴や温泉へ行ったりします。そのようなものも日常生活における、自分自身のリセットに繋がるものだと思っています。
私は、寺社等でお払いというよりも、
「もっとインパクトのあるもの」
「普段、誰もなしえないようなもの」
で、自分をリセットといいますか、
そのような方法を模索していました。
語弊があるかもしれませんが、分かりやすい言葉でいうと
「気分転換」です。
気晴らしにカラオケに行く。ショッピングに行く。ドライブに行く。
私はもっと自分をチェンジするようなことの一環として、
「滝に入る」。すなわち「滝行」を選択しました。
就職前に心身ともに変えたかったことも大きかったですね。
そしたら、滝に打たれるセミナーがあるということで、
早速参加してきた次第です(^-^)。
まさにNLP的に言う、強烈なインパクトですね。
そして通常、素人がほいほいと滝に打たれるようなことは
できませんよね。
指導者のもと、また滝に入る前はきちんとした作法をしないといけません。
①滝に入る前
滝に入る前は、行衣というものでしょうか。
白い浴衣のようなものを羽織ります。
お堂にむかって、ご挨拶。
御真言、般若心経を唱えます。
(行師さん、石田さんにやっていただきました)
②入滝前
行師さんに滝に入る前は、一通りの作法をしていただきました。
いわゆる御真言や般若心経、九字を切っていただき、それから入滝です。
まずは準備体操。
そして、頭から順に清めのお塩を体に。
入滝するまえに、滝にご挨拶。
そして滝のそばに奉ってあるお不動さんにもご挨拶。
それから「えいっ」と掛け声とともに滝に入ります。
③入滝
通常は般若心経を唱えますが、私は般若心経を覚えていません。
傍に導師さんについていただき、かわりに、唱えてくださいました。
私は滝に入ったら、「六根清浄」と唱え続けます。
④出滝
出滝後、滝にご挨拶。感謝の言葉を述べます。
そして滝のそばに奉ってあるお不動さんにもご挨拶。
以上が一連の流れです。
そして、実際、滝に入った瞬間
「!」
「うっ。息が出来ない、呼吸が止まる」
「!!!」
「苦しい。声が出ない」
「落水に押しつぶされそうなイメージです」
これはなんともいいようがありません。
まさに体験した人のみができる感覚。
「百聞は一見に如かず」と言います。
この意味は、人から百回聞くよりも、直接見たほうがよい事の意味です。
例)万里の長城のすごさは、見てみないとそれを実感できない。
私も、滝行に入る前には、いろいろ聞いていました。
そして私は5番目に入滝しましたので、前の人の滝に打たれる姿は目の前で見ていました。
そして、実際に滝を見ても、正直
「水の流量も大した事ないなぁ~」
「なんかイケそう」
とそう思いました。
が、そんなものではありませんでした。
「百聞は一見に如かず」で、説明できません。
滝行はいろんな人に聞いても、観てもわかりません。
やはり体感してこそその真意が分かるのでしょう。
まさに自身、晴天の霹靂でした。
これまで内なる自分と向きあったことはこれまでありませんが、
そのプロセスを学んだ事。それは、私自身大きな成長となりました。
早速実践に移したいと思います。ありがとうございました。